YouTube動画で「ちょいと旦那さん」から質問をいただきました。
はるのさんのスナイパー釣法は、魚を掛けると竿を少し畳んで引き寄せていますが、竿の長さと仕掛けの長さはどれくらいでしょうか?仕掛けの長さが竿の全長よりも大分短く見えますが???
初めて釣りのことで質問をいただきました。
ありがとうございます。
釣りの質問は、私の師匠に直接投げるのが一番ですが、
私の釣りに関するご質問でしたので、私の考えを述べたいと思います。
参考
私の仕掛けの長さを決める要素
1.季節
2月~4月、源流域に釣りに行きます。
源流域は藪・ボサが多く、川幅も狭いため、仕掛けは3M~4Mがメインになります。
(この季節、私の実力では、中流域~下流域で魚を釣ることができません。)
5月以降は、中流域でも魚が釣れるようになります。
そのため、源流域に入る回数は少なくなります。
中流域は、川幅も広く、藪・ボサも少ないので、5M~8.5Mの仕掛けを使うようになります。
2.ポイント
①
淵は、水流は緩やかであり、水深があります。
その場合、仕掛けを流すというより、仕掛けを吊るすイメージで竿を操作します。
仕掛けも短い方が、竿から吊るしやすいので仕掛けも短くなります。
②
瀬は、水流は強くなります。
この場合、餌を狙ったところへ流すため、竿の操作で餌の流れをコントロールします。
更に、水流による道糸の受ける力を利用したほうが、狙ったポイントに通過させ易いため、長い仕掛けを使い、糸が受ける水流の面積を多くし、水流の力を受けやすくします。
3.風
風があると、
狙ったポイントへ振り込んだり、餌を送り込むことが難しくなります。
振込みは、仕掛けを短くし風の力を受ける道糸の面積を少なくし、狙ったポイントへ落とし込みやすくします。
流しは、仕掛けを短くし、ラインをできるだけ水中に沈めることによって、
糸にうける風の影響を少なくします。
(特にえん堤は吹き返しの風が強いので、仕掛けは短くなります。)
風がなければ、長い仕掛けを使っています。
4.障害物
障害物があるポイントは、魚が付きやすいと思います。
しかし、何も考えずに障害物周辺に仕掛けを流すと根掛かりしてしまいます。
微妙な竿の操作をしないと、障害物周辺を流せない場合もあります。
障害物があるところは、根掛かりを避けたり、障害物周辺へ餌を送り込むため
竿コントロールしなくてはいけないので、操作を簡単にするため仕掛けを短くします。
5.立ち位置
狙ったポイントに餌を流すときの立ち位置も影響します。
①
ポイントにむかい下流に立つ、もしくは立ち位置と同じ河岸のポイントを狙う場合
これは根掛かりしやすい立ち位置なので、仕掛けを短くし、根掛かりを避けるように竿をコントロールします。
②
ポイントより上流に立つ、もしくは立ち位置から対岸のポイントを狙う場合
仕掛けを長くし、水流の受ける力を大きくしながら餌を流すことで根掛かりを避け易くすることができます。
それにより、広い面積のポイントを流すことが可能になります。
6.釣り人のレベルに合わせ、仕掛けの長さを調整する
1~5のほかに
①釣り人の技量
②糸とオモリのバランス
によって、仕掛けの長さも変わってくると思います。
その他
1.釣った魚のサイズ
私の場合、大型の魚を釣ることができません・・・
魚を抜いても、軽いため竿が絞り込まれません。
そのため、竿をたたんで取込むことが多くなります。
2.長い仕掛けで魚を釣っていない
今の時期、私はポイントに合わせて3M~8.5Mの仕掛けを使っています。
しかし、魚を釣っているのが3M~6Mの仕掛けがほとんどなのでしょう。
そのため、動画もその長さの仕掛けでしか釣れない画像になっているのだと思います。
今は、下流に立ち位置をとり仕掛けを流す練習を意識しているので、
もしかしたら、ポイント、立ち位置について、
同じような場所で釣りを繰り返しているのなのかも知れませんね。
3.取り込みが下手
私は取り込みが下手クソです・・・
取り込みのとき、竿を絞りすぎると折れてしまうので
寄せるとき竿を必要以上にたたみ、竿に負荷をかけないようにしています。
今気付いたのですが、この竿をたたみすぎる取り込みが正しいのかどうかは、
魚を抜かずに、タモで取込む練習をした方が良いのですね。