令和2年5月17日(水)
このところの釣果は、
・5時間釣りをして0匹
・11時間釣りをして1匹
など、スナイパー門下生としては目も当てられない状況が続き
さすがにボウズ慣れしている私も、少々ノイローゼ気味になってきました・・・
そのため、師匠にスナイパー釣法の直接指導をお願いしました。
師匠に、私のホームである長野県の下伊那地域への遠征を依頼し、
私が特定した河川による実釣教習が実現しました。
当然、師匠には仕事もあり、ご家族もいますが、
そのうえで、一泊二日の下伊那遠征をお願いしたわけです。
私の妻から、「くれぐれも失礼のないように」と釘を刺されて、長野市から出発します。
師匠は、前日に長野入りし、初日は合流場所付近の釣りとしました。
気温は14℃、前日から気温が大幅に低下しており、
師匠曰く、「慌てて釣りをしても、釣果が伸びない・・・」とのこと。
少し日が高くなってから釣りを開始することにします。
とりあえず、今回の釣りの目標ということで、
私:「1泊2日で30匹ですね!」
師匠:「ありえない、スナイパー門下生なら最低でも1日30匹だね」
私:「移動の時間もあるので厳しいですね。2割減の1日24匹、1泊2日で48匹でお願いします。」
ポイントに到着し、早速釣りを開始します!
アタリ無し・・・
(まあこんなもんだろう・・・)と思っていたら
すると早速、師匠からの指導が!
「打ち込む場所が良くないね、打ち込む場所は確実に狙ったところへ。誤差は1M以内だね・・・」
「エサの大きさに比べて、針が小さい・・・、針を変えたほうが良いよ」
「この仕掛けの目印では、合わせる都度、目印が微妙に移動するね。」
これらは、スナイパー釣法初級編に記載してあるのですが、
スナイパー門下生にもかかわらず、私は軽んじていたようです・・・
気を取り直して、流す筋を教えてもらい仕掛けを振り込みます。
すると、早速アタリが!
8寸アマゴが釣れました。
その後、ブドウ虫にして流すと
強烈な引きが!これは大物だ!!
と思ったら、スレ掛かりのアユでした。
釣れなくなったので、場所移動します。
私が渡渉しているとき、竿を師匠にわたして、
師匠は、先で待っている時間、その竿で釣りをします。
するとアタリが!
師匠が合わせると、なんと合わせ切れ・・・
今日おろした新品の仕掛けなのに合わせ切れとは・・・
私の使っているメーカーのラインを伝えると
「そのメーカーのラインは脆いから、合わせ切れしてもしょうがないね・・・」とのこと。
「こまめに仕掛けを変えていけば良いけど、全体的に仕掛けのセンスがイマイチだね・・・」
との評価をいただきました・・・
釣りを続けます。
スナイパー教本初級編の記載されていたことを、
直接、目と耳で教えてもらいながら釣りを続けると、
良いサイズのアマゴが出ます。
そこで、渓流釣り20年以上のベテランである私に初めての大事故が発生します。
メガネの縁の内側に、虫が入り込んできました。
顔とメガネの間に指を入れ、虫を追い払った瞬間
「ポチャン・・・」
なんとメガネが川に落ちてしまいました!
裸眼では0.1の視力もない私は、ほとんど何も認識できなくなってしまいました。
慌てて予備のメガネを取り出し、装着しましたが、すでに時遅し。
タレックスのレンズと9999のフレームメガネが行方不明です。
タレックスと9999のメガネ・・・
総額10万円(正月の半値で5万円でしたが)のメガネをなくしてしまいました。
入渓したときに、メガネを失う可能性があることを予想して、
普段から予備のメガネを持ち歩いていましたが、
まさか、本当にこんなことが起きるとは・・・
この水底の色と同じ色の「偏光グラス」を探せってか~!?
落としたポイントから下流を丁寧に、そして腕がびしょ濡れになって探しますが、
メガネはまったく見つかりません。
せっかく、師匠に長野まで来てもらって、釣りをしているのに・・・
メガネを探すことに時間を割いてはもったいないので、
タレックスと9999のメガネはあきらめました。
後詰の師匠が私まで追いつき、私が怪しげな動きをしていたことに気づきました。
師匠:「どうしたの?」
私:「メガネを落としました・・・、探しましたが見つからないので諦めます。」
師匠:「えー!釣り出来ないじゃん、どこに落としたの?」
私:「予備のメガネを使うので大丈夫です。ここで落としました。流れて行ってしまったのかもしれません・・・」
師匠:「メガネいくらするの?」
私:「10万円くらいです。」
師匠:「!!」「そんなにするの!?釣り竿より高いじゃん!メガネなんて1万円もしないと思っていたよ・・・」
そんなやり取りのしながら、傷心気味の私は釣りを再開します。
すると・・・
師匠:「メガネあったよ!」
私:「!!!」「探してくれていたのですか!?あんなに探したのに・・・どうやって見つけたんですか!?」
師匠:「落とした場所の周辺を見たら、キラリと光っていたから・・・その場所にあったよ!今度から、メガネに紐をつけておくと良いよ。」
私:「ありがとうございます。」(キラリと光っていたかな・・・そんなものなかったと思うけど)
タレックスと9999の大切なメガネを師匠が見つけてくれました!
気分が良くなり、心機一転、意気揚々と仕掛けを振り込もうとすると
師匠:「ちょっと待った!このポイントで流すなら、合わせた後一気に絞り込まないと取り込めないよ。わかってる?!」
はるの:「アタリが出るところは、流れの払い出しで、しかも下流は荒瀬・・・掛けた魚が下流に走ったら取り込みできないってことですよね!」
師匠:「そうそう、流れが強いからかなりしっかり魚をコントロールしないと!」
予定通りアタリがあり、魚をかけたのですが、
想定外の流れの強さに力負けし、アマゴに下流へ走られ、
結局、見苦しい取り込みになってしまいました・・・
う~ん、自分が考えているような釣りは、実際できていないことがわかりました・・・。
別のポイントでは、1匹のアマゴを掛け、その後同じポイントではアタリが出なくなりました。
アマゴも釣れたので移動しようとすると・・・
師匠から教育的指導が!
師匠:「立ち位置が良くない、もう1歩半下がって!」
私:「1歩半って、1メートルにも満たないけど・・・」
言われるがまま、立ち位置を取り直し、仕掛けを流すとアタリが!
しかも、立て続けに5匹のアマゴが掛かります。
どうやら、アマゴが定位する場所から逆算すると
私の立ち位置が良くなく
更に、スナイパーロッドの長さを生かし切れていない流しをしており
アタリを出せなかったようです。
小さいことかもしれませんが、
普段、このようなズレが重なってアタリが出せていないのですね・・・
新しい知識で得たアマゴは、小さくても嬉しい1匹です。
しかし、正午近くになるとアタリが遠のきました。
大場所で私が流した後、師匠が流してアマゴを掛けていくというパターンです。
20匹釣ったので、場所移動です。
下流域に入り、夕マズメを打ちます。(水温15℃)
早速アタリがあり、アマゴが釣れました!
時間の許す限り、渓流釣りを楽しみます!
この区間で5匹のアマゴを掛け、目標を達成し10時間で25匹(内8寸1匹)となり終了。
今日学んだことを、明日の釣行に活かしたいですね。
おまけ
スナイパー講義終了後、早速メガネに紐を括り付けておきました。