令和６年11月17日（日）
三年前の話になります。
遠山の「小嵐公園」を進むと「小嵐神社」
その奥に「小嵐峠」と「千代峠」がある
と言うことを知りました。
スナイパートレーニング：「小嵐公園」編
スナイパートレーニング：「（1回目）千代峠」編
登山口を見誤り、攻略失敗・・・
スナイパートレーニング：「（２回目）千代峠」編
ルートを見つけられず、攻略失敗・・・
私は、100名山を攻略を目指しているわけでなく・・・
ただの「峠」に行きたいだけなのに、何故うまくいかないのでしょう？
今回、３回目の挑戦となります。
朝駆け、ロープ、チェーンスパイク、スマホ予備電源を用意して
難敵「千代峠攻略」します。
同じ場所を、何度も挑戦しているということは、
私が適当に山歩きをしていることが解ってしまいますが・・・
千代峠に３回も挑戦するとは、思いも寄りませんでした。
しかし、今度ばかりはどんな難敵でも攻略できるでしょう！
なぜなら、３回も挑戦すると言うこともありますが・・・
「３」というは「無敵」を彷彿させるからです。
ここにお見えのアニキ達にわかりやすく言えば・・・
『無敵超人ザンボット３』
『無敵鋼人ダイターン３』
これならわかりやすいですね！
無敵とは言え、万全を期すため
小嵐神社で３回目の「必勝祈願」をします。
スナイパートレーニング開始！
この「千代峠 入口」の看板から右折し、入山します。
登り切ると、いきなり倒木があります。
ここを右折します。
すると、等高線沿いに微かな杣道があるので、直進します。
迷い無く直進すると、この三叉路に出ます。
ここを左折します。（画面ではわかりにくいですが・・・）
ここまでは、千代峠２回目の攻略で確認済みです。
簡単に言っていますが、ここに至るまで２年も掛かりましたが・・・
さて、ここからは未踏ルートに入ります。
消えそうな杣道を、慎重に確認しながら進みます。
この倒木をがあったので、跨いで進みます。
直進し、尾根が出てきました！
尾根を過ぎると・・・
眼下に「獣の檻」が見えました。
檻があると言うことは、人が入っているな・・・
しかし、ここで完全に杣道は消えてしまいます。
「獣の檻」はあるから、人が通る道はあるはず・・・
されど道は消えている・・・
訳が分かりません
このまま適当に進むと、明らかに危険なので一旦戻ります。
どっかでルートを間違えたようです。
10分ほど山中を彷徨いましたが、道は見つかりません・・・
どうしようもなく、私は攻略をあきらめることも選択肢に浮かびます。
最後に、一か八か・・・
唯一起点がわかる、尾根筋を登ることにしました。
（尾根筋を登ると、撤退時に苦慮することも考えられ
息子もいるので、悩みました。）
・・・
尾根を登りっていると・・・
ついに明確なルートが見つかりました。
こうなると、あとは早い！
ところどころ、わかりにくい所があるのですが
悩むほどではありません。
しばらく進むと、新千遠線が見えきました。
ちょうど、黄色とピンクテープがある箇所からなら、
この新千遠線から最も近い場所になると思います。
千代峠までのルートは、全行程がトラバースとなります。
尾根筋のように明白なルートがあるわけではありません・・・
また、大きな倒木が杣道を遮っており、ロープを使う箇所もあります。
正午、ついに「小嵐峠」に到着しました！！
息子も、トラバースばかりの行程に疲労困憊・・・
ネットの情報では、この先最も危険なロープトラバースがあるとのこと・・・
気を引き締めて、「小嵐峠」をあとにします。
最も危険と思われる箇所に到着しました。
確かに、複数のロープが張ってあります。
滑落すれば、奈落の底に落ちてしまいますが・・・
それほど危険な箇所ではありませんでした。
ところで、来年の干支はヘビ！
私は、ヘビが大の苦手・・・
過去のスナイパートレーニングで、苦手のヘビ克服に挑戦しています。
師匠からは、「むやみに生き物を構ってはいけない！」と言われています。
それでも苦手克服のため、私はヘビと触れあいを求めることにしました。
スタープラチナ・ザ・ワールド！！
11月にヘビに出会うなんて・・・
何という僥倖！！
勝手に触れあいを求めておきながら、こんなことを言うのも何ですが・・・
このヘビの腹の黒いマダラ模様・・・
あまりにも気持ち悪いです。
それでも、初めてヘビを掴むことができたのはよいことです。
さて、歩みを進めます。
ここら辺で、見上げると近くに尾根があります。
尾根から入って、ここに降りてくることもできそうです。
「小嵐峠」から30分後、ついに「千代峠」に到着しました。
「千代峠」の看板はありませんが、
旧千遠線から33番目の石仏があるので、ここが「千代峠」間違いありません。
この33番石仏を背中に
・左の道が、小嵐峠行き
・中央の尾根が、黒石岳行き
画面左の33番目石仏を正面に
・右手が小川路峠行き
・左手が旧千遠線行き
となります。
さて、本懐を遂げることができたので、撤退します。
復路は、痩せ尾根を通る「尾根ルート」を選択しました。
尾根ルートは景色が良いですね。
所どころに、三角点や看板がありルートを迷うことはないです。
ついに、前回「千代峠」を目指し、
「尾根ルート」で撤退した箇所に到着しました。
今回は、千代峠から突破を目指します。
前回、登るときも怖くて撤退しました。
今回、降りるのですがやっぱり高くて怖いな・・・
既に掛けたあった古いトラロープはアテにできません。
改めて持ち込んだロープを使います。
ロープの設置に手間取りましたが・・・
無事下降に成功しました。
眼下を見ると、さっき見たピンクテープらしきものを発見！
尾根ルートから、先刻歩いたルートへ移動できるか確かめます。
意外とあっさり合流できました。
危険な場所は特定できたので、今後は
「尾根ルート」「千代峠ルート」を行き来しながら進むと良いですね。
「小嵐峠」に戻ってきました。
「小嵐神社」へのルートを確認しながら、帰路につきます。
クリタケを発見しました！
もしかしたら、今年最後のキノコになるかも知れません。
往路で、強引に尾根を登って合流した地点にやって来ました。
ここで、杣道を沿って小嵐神社に到着したら、
今回のスナイパートレーニングで、千代峠は完全攻略となります。
しかし、ここからが難儀でした・・・
往路の立場で見ると・・・
ここのピンクテープから千代峠までの杣道が明確になるのですが、
ここへたどり着くのが困難です。
詳細は、この動画をご覧ください。
小嵐神社～小嵐峠～千代峠、ついに攻略しました。
無事、遠山の町並みに戻って来ました。
今日は、ゆっくり眠れそうです。
往路：小嵐峠ルート
復路：尾根ルート
わかったこと
・小嵐神社～小嵐峠は、トラバースのみでルートを見つけることが難しい
・特に、小嵐神社から歩き始めて最初の20分間が一番難しい
・小嵐峠～千代峠は、そこらじゅうにピンクテープがあるので道迷いはなし
・小嵐峠～千代峠にある、ロープはそんなに難しくはない
・但し、尾根から千代峠に向かうルートは危険な箇所がある
