令和3年11月27日(土)
今日もスナイパー・トレーニングを敢行します。
ちなみに、今日は結婚記念日です。
結婚記念日にスナイパー・トレーニングを決行することに、
妻は・・・
「結婚記念日と知っているのに、スナイパー・トレーニングとか言って出かける・・・」
と長女に不満を言っていたようですが、
渓流釣りのためには、しょうがないですね・・・
さて、今日のスナイパー・トレーニングメニューは、
「飯田から遠山のおばあちゃんの家まで歩く!」
です。
おそらく43キロあると思いますが、なんとか達成したいところです。
7時、飯田の松川メルクスから出発です。
スナイパー・トレーニングの開始を宣言します。
スナイパー・トレーニングを貫徹できたら、
今日だけは、スーパーファミコンをやっても良いと約束しました。
松川は飯田市内を流れ、下伊那漁協管轄河川ではかなり大きな河川です。
途中で松川沿いの西友によって、今日の食事を用意します。
食事は、私がおむすびを選ぶように指示し、
おむすびの種類は、息子が選びます。
西友を過ぎると、道路が狭くなるので
安全な道を選ぶため、少し遠回りをします。
飯田市の卸売り市場を通ります。
ん・・・?
なんと、朝ラーメン、そば、うどんが食べられるキッチン・カーがありました。
これは私も知らなかった!
早速腹ごしらえです。
煮干しラーメン(500円)を注文します。
「うまい!」
「うまい!」
「うまい!」
ここのラーメン、とても美味しかったですよ!!
ちなみに、開店時間は・・・
土日・祝日・水曜日の朝6時から9時頃までのようです。
美味しかったから、また来よう!!
食べ終わったら、早速出発です。
天竜川に到着しました。
「魚供養の碑」の前を通ります。
私も、魚供養をするくらい釣りが上手になりたいですね!
弁天橋を通ります。
天竜川本流です。
登りが続きます。
目的地である遠山への地図が見えました。
ここで少し休憩です。
喬木村のみなさんが、お茶を入れてくれました。
腹ごしらえのため、五平餅を注文します。(200円)
できたての五平餅は美味しいですね!
皆さんが、親子二人で、歩いている様子を見て
「どこから来たの・・・?」
「飯田市のメルクス辺りから歩いてきました!」
「!!・・・、それは疲れただろうに・・・」
お漬物(飯田名物、塩イカ入り)、サツマイモ、お土産にミカンをくれました。
「みなさま、ごちそうさまでした。」
遠山に向けて出発します。
ここは、左折して少し近道します。
ここから、登りです。
中間地点の矢筈トンネルまで9キロあります・・・
前回のスナイパー・トレーニングでは、飯田市からここまで歩いて終了しました。
今回は、遠山が目的地です。
通過です。
標高が高くなってきたので、気温は4℃・・・
車に気をつけながら歩いて行きます。
喬木村の氏乗地区が見えてきました。
小川川を通過します。
ここから登りが続きます。
前回のスナイパー・トレーニングではここで休憩しました。
田舎道さんへ立ち寄ります。
前回はここで五平餅を食べましたが、
そのとき、お店の方からミカンを戴きました。
「こんにちは!五平餅食べられますか?」
「いいよ!・・・この前来て食べていった子だね。」
「覚えていてくださり、ありがとうございます。その際は、ミカンを戴きありがとうございました。」
「今日は、どこから来たの?」
「飯田インターの近くです。」
「!!・・・ここからどこへ向かうの?」
「遠山です。」
「・・・頑張ってな」
お礼を述べることが出来て良かったです。
早速腹ごしらえです。
五平餅を注文します。
できあがるまで、休憩です。
ふ~、炭酸が美味しい!!
田舎道さんの五平餅、とても美味しい!
このタレが最高です。
田舎道さんの五平餅、とても美味しかったですよ!!
帰り際、またしてもミカンを戴きました。
ありがとうございます。
さて、ここからは腹ごしらえをする場所もありません。
気合いを入れて、スナイパー・トレーニングを行います。
車で通ってしまえば気付かない箇所も、
歩きなら、新たな発見があります。
ここで、小川川沿いから離れます。
矢筈ダムに到着しました。
たまに釣り人を見かけますが、今日は居ませんね。
ここで釣りをしている人は、何を狙っているんだろう?
矢筈ダムは砂で埋まっていますね・・・
ここは、喬木村の人気スポットですが
リニアの掘削残土があるせいか、今日は人が居ませんね。
いよいよ喬木村を通過します。
ここを右折すると、長いトンネルになります。
大きな音が苦手な息子にとって、この長いトンネルは最大の難所となります。
「気合いを入れて頑張ろうぜ!」
息子に檄を飛ばします。
と思ったら、歩行者は通行禁止でした・・・
いつも車に乗っていたので、こんな看板に全く気がつきませんでした・・・
ここまでで約20キロです。
今から、飯田市に引き返しても良いのですが、
途中で、ミカンを戴いた皆さまへ
「引き返してきました・・・」とは言いにくい・・・
妻を呼んで、トンネルだけは車で突破。
トンネルを抜けたら、そこからスナイパー・トレーニングを再開することにしました。
車で乗って走破するトンネルの距離を、他の区間で代替するため、
矢筈トンネル周辺を散歩することにしました!
矢筈トンネルの脇を流れている滝です。
魚は居ませんでした。
まだ奥があるようです。
今回は、ここで撤退しますが、
次回のスナイパー・トレーニングに目的地の候補が出来ました。
一旦、道路に戻り息子と二人で待っていると、
信じられないような奇跡が!
なんと、トンネルの手前で座りこんでいる私たち二人をみて
見知らぬ方が車から降りて「何かお困りのことが起きましたか?」
と声を掛けていただきました。
きっと、こんなところで親子が座り込んでいるのを見て
心配してくださったのだと思います。
私は48歳になりますが、
こんな経験は一回も無かったので、びっくりしました。
「ありがとうございます、大丈夫です。」
感謝しながらご挨拶しました。
しばらくすると、我が家の「🐼号」が到着しました。
見知らぬ方から、声を掛けていただいた話をしながら
車両専用道路を走ります。
「くりん滝」を左に見ながら矢筈トンネルに突入です。
5キロのトンネルの区間を、5分ほどで突破。
上村に到着しました。
スナイパー・トレーニングの再開です。
来年の御柱祭の柱がありました。
遠山ももうすぐです。
上村川に沿って歩いて行けば、遠山です。
後は、下るだけ・・・気力の問題です。
車は車の良さ、歩きは歩きの良さがあります。
天神峡公園に到着しました。
公園と言っても、画像の感じで何もありません。
息子の苦手なトンネルがあります。
立ち入り禁止となっている左折する道も懐かしいですね。
「喫茶かみ」に到着しました。
おちんの神に到着です。
お姉ちゃんが高校受験に落ちないようにお祈りします。
ここでまたしても奇跡が・・・
歩いていた私たちを、車が追い抜きUターン・・・
私たちの前で車が止まりました。
「飯田市から来たの?」
「はい(不審そうに)」
「午前中、飯田市で歩いているの見たから・・・午後だけど、ここまで歩いてきたの?」
「はい(午前中遠山から、飯田市に出かけていた人なんだ・・・)」
「どこまで行くの?」
「遠山です。」
「遠山のどこまで?」
「神楽の湯あたりです。」
「!!・・・まだかなりあるよ、乗せていってあげようか?」
「あっ、ありがとうございます。自らの足で歩きたいので、頑張ります」
一日に2度も見知らぬ方から、ご心配いいただきました。
ありがとうございます。
しかし、川を見ながら歩くのは、楽しいですね。
釣りに興味の無い息子にとっては、歩くだけなんて地獄の苦しみと思いますが・・・
このカーブを曲がると、旧・上村役場です。
旧・上村役場に到着しました。
神楽の湯まで、あと9キロ・・・
歩きで2時間過ぎくらいですか。
上村小学校に到着。
遠山のおばあちゃんの家までもう少し・・・かな
この看板を見て愕然とします。
「神楽の湯まであと8キロ」とありますが、
ちょっと前のガソリンスタンドの看板で9キロ。
そこから絶対に、1キロ以上歩いている(30分ほど歩いている)のに
1キロしか進んでないなんて・・・
気を取り直して歩き続けます。
建物からみて、遠山に近づいていることがわかります。
遠山までの看板を見て、やる気を奮い立たせます!
このカーブを超えると、ついに遠山の木沢地区に入ります。
南アルプス登山口に到着。
息子が苦手なトンネル(上島)です。
上島トンネルも無事通過!
「梨元ていしゃば」に到着しました。
ここで上村川が遠山川と合流します。
戦前からある、梨元のダムを通過します。
砂が堆積していますね。
放水口を工事しています。
ここは、直進せずに右折します。(池口川回り)
理由は・・・
・矢筈トンネルの5キロ区間を車で突破したため、5キロ分を遠回りをして補填
・息子が苦手な長いトンネルを避ける
・私が周りの景色を見られないトンネルを歩きたくない。
すでに辺りは真っ暗で、息子の口数も減ってきているので心配ではありましたが、
息子自身が、池口まわりコースを選択したので息子の判断を信用しました。
遠山川本流にかかる橋です。
遠山川本流です。
暗くなってきたので、本日最後の河川の画像です。
左右に明るく光っているところが、先ほどのトンネルです。
遠山川をまたいで、2区間の長いトンネルです。
この下の道を通って、遠山の池口地区を目指します。
池口地区には入りました。
右に見える道路が池口川・池口岳へ通じる道です。
ここで、息子の様子がおかしくなりました・・・
荷物を持つことが出来ず、急に泣き出します。
声を掛けても、返事もしません。
街頭もなく、辺りが真っ暗で何も見えないので不安になったのかもしれません。
(過去のスナイパー・トレーニングでも、辺りが真っ暗になると走行距離に関係なく、このような状態になりました。)
私が心配になり、
「遠山のおばあちゃんに迎えに来てもらうか?」
「ここでスナイパー・トレーニングをやめても、今日だけはゲームやらせてやるぞ?」←鬼のような厳しさです
と声を掛けましたが、
息子は返事をせずに歩き続ける意思表示を示します。
息子がおかしくなるのではないかと心配でしたが、
ゴールの遠山の和田地区に入口に到着しました。
ゴールまであと僅か・・・
夕飯用のジュースを買っておきます。
遠山和田地区の中心街を通過します。
「肉のスズキヤ」に到着しました。
ゴールの近藤工務店に到着しました。
真っ暗で、記念写真に涙が写らなくて良かった!
7時から18時まで42キロ歩いて、飯田市のメルクスから遠山に到着。
(13時50分から14時までの10分間(矢筈トンネル)は車使用)
遠山のおばあちゃんがお寿司
お弁当を用意しておいてくれました。
今日の遠山のおばあちゃんの言葉
「骨が固まっていない子供に、40キロも歩かせるなんて・・・」